ラブライブ初心者の僕が沼津をエンジョイしたお話【前篇・仁義なきメシたち】
先日、アイマスPである僕はTwitterのフォロワーさんと一緒に静岡の沼津まで行く機会があった。目的は、日本一のカエル水族館である「あわしまマリンパーク」なる場所でカエルを見に行くため。
ただ、沼津といったら『ラブライブ!サンシャイン!』というアニメの聖地になったことで非常に著名になっている場所だ。市の方でもタイアップを進めており、ぼんやり市内を歩いていても見回せばどこかに主人公の「高海千歌」ちゃん以下Aqoursのメンバーが笑いかけている…そんな本気のタイアップが広がっているという。
ただ僕はラブライブに関してはズブの素人で、せいぜい小泉花陽ちゃんが好きな程度の知識しかない。とくに『サンシャイン!』については、コンテンツ的にはまだ指一本触れていなかったりする。だからこそ、行くまでは少々アウェーなものを感じていたのも否定できない。
ただ、この沼津は僕のようなラブライブ初心者にも非常に魅力的なものがいっぱいだった。この事実はぜひいろいろな人に知られてほしいし、拡散されてほしいとも思った。沼津とラブライブが強力にコラボしている中このような記事を書くというのも少し違う気がするが、沼津の地のものを紹介することで、もっといろいろな人に来ていただきたいな、と思う。ラブライバーの人は地のモノにプラスしてさらにラブライブ成分も摂取できるので、それこそ2倍お得というモノだろう。
そこで今回は先日の旅行記のような体裁を取りつつ、僕の行った場所について前後編に分け紹介してゆきたい。
※ラブライブ関連の知識に富む記事にはならない可能性が高いということを予め断っておく
のっぽ(パン)
沼津に到着したのはちょうどお昼前であったので、小腹がすいた僕が傘を買うついでに売店で買ったのがこの「のっぽ(パン)」だ。これは静岡出身の菓子パン。長さは34cmで、たくさんの味があるそうな(食べたのは丹那牛乳あじ)。実際は長いロングコッペパンという感じ。静岡県民の中では知らない人はいないとのことだが、これは1978年から長い間愛顧を受けてきた、まさに「ソウルフード」であるらしい。
一口食べてみると、特段語るべきことばも見当たらない素朴なパンである。給食の時にみなさんがかつて食べていたコッペパンの触感を思い出してもらえればわかるかもしれない。
・・・・・・しかし、素朴がゆえに…ハマる。
いやさ。素朴って恐ろしいんですよ。クセがない。それすなわち、僕らの生活に違和感なく溶け込んでくるという事にほかならぬ。全部の味をコンプしたいとは素で思ったレベルである。
そしてそんなのっぽパン、最近はネットショップを開設したというので、遠方にお住まいの方からまさかの地元民まで、これを機にのっぽパンの触感に酔いしれてみて欲しい。
『魚河岸・丸天』の海鮮かき揚げ丼(かき揚げタワー)
こちらも有名どころの店舗…だということを事前に調査で知ったため、フォロワーさんを誘って行ってみた。沼津駅から市内循環バスに乗り込み、沼津港魚市場入口で下車。大雨の中を徒歩6分ほど歩くと、眼前に広がるこのドデカい看板。
外に置いてある食品サンプルが少し寒そうにしていたが、すでにここにメインディッシュのレプリカが登場していたのである。
中央にそびえたつバベルの塔こそが静岡の名物グルメ、【かき揚げタワー】だ。
しかしあくまでもこれはレプリカ、早く本物が見てみたい…。ということで逸る気持ちをおさえ、店内に潜入した。着席する。
すごく・・・ビッグです・・・。
なにこれ。いやいやいや。どう食えっていうんだよ。さっき少し寒そうにしてた食品レプリカが影も形もありゃしねぇ…。
そう思っていたら、僕の目の前に現れた本物はさらにすごいものであった。
写真よりかき揚げがデカいんだけど。ねぇどういうことなの。
もう圧巻だ。どう食べたらいいかわからない。と思って周囲の机を見てみたら、みんな、倒してた。塔を。倒していた。何を言っているのかわからないと思うが倒していた。
倒して、その上から天つゆを豪快にぶっかけて食う。天つゆをぶっかけることでようやく箸で塔を突き崩せるようになった。堅い壁がつゆでほぐれて、かき揚げの中にエキスが浸透していく。じわぁ~~~っと、茶色の液体が中に消えていく姿を見るのは、たまらなく食欲をそそってくれる。
中を砕くと、こうなる。エビはプリプリ、中の生地はサクサクで、いくらでも噛んでいられた。ただ、とっても脂っこかったため、食べられる量が多くないときついかもしれない。女性ならば、二人でシェアしてそれでも食えるかどうか…というレベルかもしれない。ほかの一品一品もなかなか量が多いため、ココのお店について触れている他のブログ様も参考に、何を食べるかをしっかり吟味していった方がいいかもしれない。
とにかく完食できた自分をほめたたえたい。最後の一口を食うのに5分くらいかかった。油がおなかに・・・たまって・・・。
※一人でこのお店に来る場合は無理せずに!
今回行ったお店
魚河岸丸天 魚河岸店
電話:055-963-0202
営業時間:7:00~21:30 (ラストオーダー20:45)
定休日:年中無休
席数:テーブル席 54席 お座敷 48席 カウンター 7席
駐車場:観光バスはリンク先
一般車両 ぬまづみなとパーキング 300台収容可能
宴会等各種ご宴会、ご会合、仕出し料理承ります
次回は
油で苦しいお腹をさすりながら会計したあとのお話。次回以降で、いよいよカエル水族館である「あわしまマリンパーク」に潜入していく。カエルだけじゃなくてな、魚も豊富にいたのじゃ。
こうご期待。